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ゲームをつくり続ける理由。あるいは選択、失敗、そして挑戦について──小島秀夫|WIRED.jp

ゲームクリエイター、小島秀夫。常に世界に自らの価値を問うてきた彼がいま、「インディー」として挑もうとするものとは、何か。

wired.jp
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記事によると

・メディアのWIREDが、小島秀夫監督にインタビューを行っている。

以下、質問と回答の一部を抜粋。


Q.いま、小島さんは何をしようとしてるか。曖昧な質問になってしまいますが、まずそこからお伺いしたいのですが。

A.それはすごく簡単です。世界中にファンがいて、彼らがぼくのタイトルを待ってくれている。それだけで生きている喜びのようなものがあって、ただただその想いに応えたい。残りの人生が10年なのか20年なのかわかりませんが、それをとにかく、全力でやりたいということです。

いままで、ぼくは会社のなかにいる人間としてやってきました。日本のクリエイターが企業を離れると、多くの場合彼らはKickstarterのようなクラウドファンディングで資金を募り、インディーとして2、3人で簡単なゲームをつくるような風潮があります。ただ、ぼくにはそれは要求されていません。企業にいようがインディーズだろうが、あるいはたった1人だろうが「大作」をつくらないと、皆さんは満足してくれないんです。ですから、インディーであってもこれまで通り世界に向けて大作をつくり、世に問えるということを、ぼくは証明しないといけないわけです。



Q.大作を期待する声は、具体的に言うとどういうところで、どういうかたちで聞こえてくるのですか?

会社を離れて、ほんとうは、(ゲームではなく)例えば映画なんかもやりたかったんです。けれど、2015年に色々なことがあって、だからこそ、全世界でみなさんが期待しているようなものをインディーであってもつくらないといけないと思いました。

それこそ「四畳半」規模の映画、短編映画を撮影したりするのに興味はあります。けれど、海外を回るなかでも、友人とメールのやり取りをするなかでも、「そうじゃないですよ」と。「みんなが待っているのはいままでのような大きなヴォリュームをもちつつ、尖りながらも商業ベースで広がるようなもので、それをつくってほしい」と言われるんです。だから、そこまで言われるなら、と。

2〜3年は、ちょっと小さな作品をつくるだとかシナリオだけを書くだとか、あるいは映画の仕事をしてもよかったんですけど、そういうことに費やす時間があるんなら、いままで通りゲームづくりをしましょう、と。



Q.映画をつくりたかったという小島さんの想いは、どういう部分でゲームづくりと共通しているのでしょうか?

何かを伝えたい、ということに尽きますね。ぼくは映画が好きだけど、もっとも感動するのはそのストーリーや絵ではないんです。自分の知らない世界を疑似体験できて初めてその国とか時代とか異性とか年齢とか職業のことを知るわけです。いままで知らなかった世界が見える。そこから先は自分で学べばいいわけですが、その最初のスイッチを押すようなものですよね。

ゲームの醍醐味って、例えば自分がテーブルの上のコーヒーを飲もうとしたらそれを飲めるってことなんです。映画であれば観ている側がどう思おうが、主人公はコーヒーを飲む。そしてそのコーヒーを飲むことでストーリーとドラマ展開が運ぶ。翻ってゲームでは、プレイヤーが選んだものでストーリーが展開するのがいちばんいいですし、その臨場感はまったくほかのメディアとは違っていて、可能性を非常に強く感じます。



この記事への反応


1. この話題に反応する名無しさん

この人は、本当に天才だと思う。
いつも挑戦し続けてきたのに、まだ挑戦する、その姿勢がカッコいい。
これからも応援しています。




2. この話題に反応する名無しさん

やっぱりこの人の喋ってることは採算が度外視されてるような空気持ってるな・・・



3. この話題に反応する名無しさん

いいインタビューだな。小島監督の考え方や仕事の取り組みはものづくりの職人と似ていて面白い



4. この話題に反応する名無しさん

ゲームをお手本に別のゲームを作っている現状。このインタビューはフォーマットが無い時代からやっていた第一世代の人の言葉



5. この話題に反応する名無しさん

こんなこといえる人になりたい


















デスストランディング、期待しているので是非素晴らしい作品に仕上げてください。











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