11月11日はPS3発売からちょうど10年!


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2006年11月11日に発売されたPS3。
高性能なCPUを搭載し、当時主流であったDVDに替わる次世代光ディスク規格「ブルーレイ」に対応したほか、HDMIのフルHDに対応するなどPS2から大きく進化。
PS4が発売された後も日本ではしばらく主力機として活躍しました。

そんなPS3も11日でちょうど10年。

日本での発売当時を振り返ってみました。




発売日は大混乱


PS3は日本での初回出荷が8万台程度と、かなり少ない在庫で発売日を迎えました。
その結果、ビックカメラなど大手家電量販店に大量の人が殺到。
店員も対応できないほどの人が押し寄せ、「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」という名言まで誕生。警察が出動するほどの騒ぎになりました。

▼参考動画





初期型にはPS2互換が搭載


当時発売された20/60GBモデル、いわゆる初期型タイプのPS3はPS2との互換性にも対応しており、PS1、PS2、PS3の3世代に渡るタイトルが全てこのハード1台で遊ぶことが可能でした。
その後、低価格化とコスト削減を理由に40GBモデル以降はPS2互換のための部品が外されてしまい、初期型PS3は一時期プレミアがつくほど高値となりました。




当時はソフトが少なかった


PS2互換が重宝されていた理由の一つに、PS3タイトルがまだ少なかったというのが挙げられます。
ローンチタイトルとして発売されたのは、わずか5タイトル(DL専用を含めると7タイトル)。
11月と12月に発売されたタイトルを合計しても13タイトルとかなり寂しいラインナップでした。

11月に発売されたのは以下の9タイトル。
・RESISTANCE〜人類没落の日〜
・GENJI -神威奏乱-
・機動戦士ガンダム Target in Sight
・リッジレーサー7
・宮里三兄弟内蔵
・BLAST FACTOR(DL専用)
・まいにちいっしょ(DL専用)
・麻雀格闘倶楽部 全国対戦版
・麻雀大会IV


その後徐々にタイトル不足は解消されていきましたが、まだPS2タイトルが主流だったこともあり、当時はPS3を持っていてもPS2タイトルを遊ぶことのほうが多かったように感じます。




忘れてはいけないタイトル


PS3には、発売前から様々な大型タイトルの制作発表が行われていました。

何と言っても忘れられないのは、カプコンの「モンスターハンター3」。
PSPで発売された「モンスターハンターポータブル」が大ヒットし、PS3で表現される美麗グラフィックに誰もが期待を抱いていました。

が、その後「モンハン3」は対象ハードをWiiに変え、以降は携帯機へシフト。
PSPシリーズをHD化したタイトルは出たものの、結局PS3専用のモンハン新作が出ることはありませんでした。
今でもこの事を根に持ってる人はいるかもしれません…。

▼当時のリリース文




そしてもう一つは「ファイナルファンタジー13」。
PS3向けには「FF13」と「FF13 ヴェルサス」の開発が発表されていましたが、開発が大幅に遅れ、いざ発売されたのは2009年。PS3発売から3年も待つことになりました。

▼発表当時のPV。何度も見返した人は多いハズ!



「FF13 ヴェルサス」はそれから長い長い時を経て、タイトルを変えハードを変え、2016年11月にようやくの発売へとこぎつけました。

▼発表当時のPV。10年も待つことになるとは…





PS3は10年戦った


PS3発表当時、SCEの久夛良木元社長が「PS3は10年戦える」と発言していました。
PS4が発売され、PS3向けの新作ソフトは月に数本程度となりましたが、まだまだ現役で活躍しているという家庭も多いはず。
文字通り10年戦い続けたハードとなりました。
任天堂ハードがWii、WiiU、そしてNSへと世代を変えていく中、ここまで戦い続けたのは本当に凄いことだと思います。

これからもあと数年はライトユーザーを中心に活躍していくと思われますが、
生産終了が決まるその日まで、11年、12年と戦い続けてもらいたいですね。










PS3、10年目おめでとうございます。


そういえば、このあたりから海外のゲーム市場が大きくなって、

日本市場が徐々に小さくなっていったんだよなぁ・・・







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