映画化漫画原作者の嘆き





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Q.母が「劇場版 銀魂」がヒットしているということを聞いて「きっとこれぐらい人気があるならヒルズにでも住んでるのね~」と言ってました。本当ですか?

空知先生のA.
生々しい話をしますと、映画というのはドレだけ興収をあげようと作家の懐には何も入ってきません 
最初に原作使用量というものが支払われるだけです
全体の興収からいえばハナクソみたいな額です
殆どの金は集英社、サンライズといったうす汚い悪徳企業の懐に入ります
単行本発売したほうがよっぽど儲かります
なのになんで血尿を垂れ流してまで映画に協力したかというと世の中にはヒルズなんかより素敵な物件があるからです
それはねお母さん、あなたの心です
皆さんの心に銀魂を届けられるなら僕らはダンボールヒルズに住んだってかまわない
作家だけはそんな誠実な気持ちで作品作りにとりくんでおります
なのでお母さん 僕らを哀れに思ったら映画だけじゃなく単行本も買って印税で僕をヒルズに住まわせて下さい



この記事への反応


サンライズはともかく集英社サイドは確実に見てるよねこのコメント…w

ダンボールヒルズでも構わないと言いながら、単行本買ってヒルズに住まわしてと締める銀魂クォリティ。

基本おなじですが、監督などの申し出で歩合になる事が皆無とは言い切れない感じですね。 なお、ハリウッド監督は支払い太っ腹で、弐瓶勉先生がデルトロ監督に撮影中作品のイメージイラスト1点送ったら、後日腰抜かす金額が入ってたとか。

実写もメチャクチャ酷い様子でございます。何十億円の利益を出しても原作者には100万円程度しか入らず、グッズの売り上げも作者の手には入りません…

漫画が売れたら漫画を書いた人が一番儲けるのと同じで映画を作ったらその映画の制作に関わった人が一番儲けるのは普通じゃない?映画の場合失敗したら大打撃を受けるのは原作者ではなく、映画制作者側だからハイリスクハイリターン。映画制作者にお金が来ないと意味がない

著作権料は映画の場合は少ないらしいが、単行本の宣伝広告になる場合と続編についてはそれなりの著作権料を請求したマンガ家さんの前例があるらしい。

テルマエロマエのヤマザキマリ先生も映画で500万円くらいしかもらえなかった。といってましたね。

小栗旬にはお金入るからいいんじゃないかな…

佐藤秀峰さんがその辺に文句言って海猿の権利費かなりもろたようですが、とはいえ当たるか当たらないかわからない場合がほとんどなんで、制作費を考えると(安そうに見えて)そんなもん、という識者もいました。

予算の何パーセント固定みたいで、いくらヒットしても原作者には増額されないそうです。出演者も増えないみたいです。





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これはアニメ映画の時の話だけど、実写化の時も変わらなさそう


映画化は知名度とちょっとの使用量だけで、印税がモリモリ入ってくるのは単行本ぐらいなもんなのね

色々世知辛え・・・








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