ソニー株式会社:平成29年3月期 決算短信〔米国基準〕(連結)
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120170427453654.pdf

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一部抜粋

売上高及び営業収入(以下「売上高」)は、前年度比6.2%減少し、7兆6,033億円となりました。これは、主に為替の影響によるものです。前年度の為替レートを適用した場合、モバイル・コミュニケーション(以下「MC」)分野の大幅な減収がありましたが、ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野及び半導体分野の大幅な増収などにより、売上高はほぼ横ばいとなります。

営業利益は、前年度比55億円減少し、2,887億円となりました。この減益は、MC分野における改善、及びG&NS分野などにおける増益があったものの、主に、映画分野において営業権の減損962百万米ドル(1,121億円)を計上したことによるものです。当該減損は、ソニーが映画分野のうち映画製作事業の将来の収益見通しを下方修正した結果、同事業が含まれる営業権の報告単位である「プロダクション・アンド・ディストリビューション」に属する営業権の全額を減損し、映画分野の営業損失として計上したものです。



ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野
G&NS分野の売上高は、前年度比6.3%増加し、1兆6,498億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、16%の増収)。当年度において、為替の影響及び「プレイステーション 4」(以下「PS4®」)のハードウェアの価格改定の影響などがあったものの、主にネットワークを通じた販売を含むPS4®のソフトウェアの増収及びハードウェアの増収により、分野全体で増収となりました。

営業利益は、前年度比469億円増加し、1,356億円となりました。PS4®のハードウェアの価格改定の影響や、「プレイステーション 3」のソフトウェアの減収の影響があったものの、PS4®のハードウェアのコスト削減、及び前述のPS4®のソフトウェアの増収の影響などにより、分野全体で大幅な増益となりました。
なお、当年度の為替の悪影響は22億円でした。


音楽分野の売上高は、前年度比4.6%増加し、6,477億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、11%の増収)。前年度の為替レートを適用した場合の分野全体の売上高は、映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の増収により大幅に増加しましたが、米ドルに対する円高の影響により一部相殺されました。映像メディア・プラットフォームの増収は、日本でのモバイル機器向けゲームアプリケーション「Fate/Grand Order」が好調だったことによるものです。音楽制作は、ストリーミング配信売上の増加により増収となりました。なお、当年度にヒットした音楽作品には、ビヨンセの「レモネード」、ザ・チェインスモーカーズの作品、及びシーアの「ディス・イズ・アクティング」などがあります。

営業利益は、前年度比107億円減少し、758億円となりました。この減益は、前年度には前述のSMEが既に保有していたThe Orchardの持分51%を公正価値により再評価したことによる利益151百万米ドル(181億円)が計上されていたことなどによるものです。また、米ドルに対する円高の悪影響がありましたが、前述の増収による好影響もありました。


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PS4は今回も好調

映画事業で減損損失を計上したことが響いて純利益50%減



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