ついにこの日がやってきました




プーさん、自由化




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どういうことかと言いますと、そもそも『クマのプーさん』はディズニーが生み出した作品ではありません
1926年にA.A.ミルンが出版した作品です。

そして1930年にステファン・スレシンジャーが「売り上げの6割以上をロイヤリティとして支払う」という契約でキャラクターライセンスを取得。

スレシンジャーの死後(1961年)にディズニーが遺族とライセンスを結び
ディズニー版『クマのプーさん』が生み出されたのです。



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※プーさんのモデルは実在したクマ「ウィニー」




しかしあまりにも原作を改変してアメリカナイズにしたためイギリスから大批判(いつものことだね)

反省して原作に近い展開とほのぼのキャラクターを投入したこと、なんだかんだアメリカ的な作品になったことでアメリカから支持が集まったことで今のディズニー版プーさんが確立されました。

そして

原作者のミルン氏が1956年に死亡したため2006年末に著作権が切れるはずでしたが(死後50年までは著作権が保護される)
「戦時加算」という難癖著作権延長特例法が認められたため2017年5月まで著作権が保護されることに。


それまでは事実上ディズニーが独占的に「プーさん」を使用していましたが2017年5月で他の会社からも"原作の"プーさんの出版が可能になってしまう・・・

そこで再び「ミッキーマウス保護法」とも呼ばれる著作権保護の延長を画策

環太平洋連携協定(TPP)に「著作権保護期間をさらに20年延ばす」ことが盛り込まれたのですがご存知の通りアメリカはTPPを離脱したためこれが叶わず

晴れて6月から"原作の"『クマのプーさん』が誰でもどの社でも翻訳出版したりすることが可能となりました。








プーさん in the sky!!


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とはいうものの"ディズニー版"『クマのプーさん』のライセンスは当然まだ切れてません




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あくまでも原作のほうです



なのでさっそく角川さんが『クマのプーさん』を出版しました


クマのプー (角川文庫)
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(;・∀・)




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どっちがイイかは手に取ってみてからのお楽しみ













半世紀近く「黄色クマ」の印象あったから違和感あるw




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