まず、自分自身はライセンス制度というお話が出た事について、全てを否定をするつもりはありません。

もともとは自分たち自身が「プロゲーマーとは?」という定義の部分で苦しんだ経験もありますので、良い方向でプロゲーマーの定義の議論が進んだり、定義が明確になることについては自分も望んでいるところです。しかし幾つか気になった点があります。それは、

「なぜ新設される予定の特定の団体に“プロを定義”する資格があるのか」

ということです。今までその定義を自分たちなりに模索してきて、今現在も現在進行形で探し続けている自分からすると「あなたたちは誰ですか。ゲームが好きな方々なんですか。」という思いが生まれてしまいます。

ここで皆さんにも考えていただきたいのは日本における「プロゲーマー」の価値を築き、高めてきた人々はいったい誰なのか、ということです。

日本における「ゲーム」というのは全国各地に点在するコミュニティ主導で盛り上がってきました。そのコミュニティに後押しされ、プロゲーマーとして自分たちも活動をさせてもらってきたわけですが、自分達がプロとしての価値を高めてこれたのも「コミュニティ」や「プレイヤーの皆さん」の力が大きいと思っています。

であるならば、この日本における「プロゲーマー」の価値を作ってきてくれた一人一人が把握していない、知らないところのどこかの会議室で「ライセンス制度」の話が決まり、一方的にコミュニティや各タイトルのゲーマーに告知されるというのは、決して誠実ではないですし、ゲームやそこにいる人たちに対する愛を感じることが難しいやり方だと思います。


以下略



発端は「闘会議2018」で発表された
『eスポーツ新団体』によるプロライセンス発行の発表


eスポーツ新団体によるプロライセンス発行後初の大会

来春早々『eスポーツ新団体』が発足し、プロライセンスが発行されます!
ライセンス発行の最初の大会が闘会議2018で行われます!
海外のeスポーツ団体が来日決定!
プロライセンス発行タイトルも続々公開中!


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この話題への反応


さすがももち俺たちの言いたいことをきちんと言語化して発信してくれてる

プロの定義とはについて問われるいい意見書だった

ももちよく言った! 私も今回の日本のゲームのプロライセンス制度に同じこと思うよ 法律がややこしくてこうでもしないとダメだってのもわかるし 難しいよね

ほんまこれ、プロスノーボーダー問題と通じるもんがあると思ってる。プロスノーボーダーも資格持ってなくても実力あれば食ってけるから、ゲームもそうなればいいね。

これを実績のあるプロが言ってくれるのはありがたいなぁ。 日本にはもともと『大会文化』ってのがあって、そこに『eスポーツ』っていう黒船が来た状態なんだよね。CESA等のやるべきことは、黒船に乗って日本に大砲ブチ込むことじゃないと思うよ。

以前、プロゲーマーのライセンス制度に観衆不在で何を成すのかと言ったけど、全く同じ観点でプロゲーマー本人のももちさんがまとめられてる。全面的に同意できるし、応援したい。

古くは高橋名人、最近ではゲーム実況のユーチューバーもそういう意味では「プロゲーマー」なのよね。「はた目からも楽しそうに遊ぶ」ってひとつの才能と思う。

どういう形にしろ、今後発展するためにはライセンス制度なりプロゲーマー選手会みたいな物が必要になってくると思う。
企業や行政が関わってくる以上、選手側の意見を集約して積極的にかかわっていくことが重要な気がします。


天下りの役人政治家が金のために格ゲーコミュ引っ掻き回すのは嫌だなぁ・・・
ゲームに愛がない奴らが金のためにあれこれするってなんかモヤモヤする


個人的には格ゲーのコミュニティを理解しないまま、立ち上げている感じが強く見えます。
ゲームそのものか、プレイヤーに対してか、ビジネスか。目線がどこに向いているか分からない内は私も支持できないですね。
賞金は大切ですが、仰る通りビジネスとして成り立つかどうかが先かな、と思います。










利権は大いに絡んでそうだよね
日本のe-Sports界はどうなっていくのやら