2016.3.20 08:30

STAP現象は存在した!というとっくに否定された記事を信用する情弱たちが急増www 猫でもわかるように万能細胞についてまとめてみた






去年12月に湧き出てあっさり否定された「STAP現象はあった」とする論文
しかし今更同様の記事が出てネット民があっさり信じてしまう


STAP現象、米国研究者Gが発表…小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14306.html
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(記事によると)

米テキサス大学医学部ヒューストン校のキンガ・ヴォイニッツ博士らによると「我々は最近、損傷を受けたマウスの骨格筋のなかに、新しい幹細胞の集団を発見しました。このiMuSCsは、分化した筋原性細胞が部分的に初期化されたものであり、多能性によく似た状態を示しました。」という

 同論文では、マウスの骨格筋肉の細胞が怪我の外的刺激によって初期化の変化が見られ、それを単離して培養したところ、細胞が多能性を示し、幹細胞状態(ES細胞様)になった成果を報告している。iMuSCsでのキメラマウス実験では、皮膚、筋肉、心臓、肺、腎臓、脾臓、および脳などの組織をつくったことが証明された。しかし、生殖機能の臓器をつくる能力はまだ証明できておらず、今後の研究の発展が期待される。

 同論文には、小保方氏がストレス刺激で細胞の初期化を報告した「STAP細胞論文」の実験結果とよく似た部分があり、いくつかの共通点が確認できる。それは、「外的刺激で体細胞が初期化し、分化が可能な多能性を示した」という部分だ。つまり、STAP現象が確認されたということになる。





- 信じちゃった人達の反応 -




・脚光を浴びた後突然捏造と言われ出した時、まことしやかに囁かれていた事が現実になった。
日本という国が研究者にとってどれだけ恥ずかしい国か、全世界の研究者が知る事になった感じかしら…

・じゃぁ、あの異常な程の小保方さん叩きは何? 謝罪や復権の道とかは? 亡くなった方もいるのに・・

・小保方さん正しかったのね!!

・ほれ見ろ!

・事実であるなら、いわゆる「小保方つぶし」があったということか

・信じてたけど、怖くてずっと擁護発言できなかった。ごめんなさい。

・やっぱ小保方は理研の陰謀に巻き込まれたんだろうなぁ……

・あーあ、やっぱり。
マスコミはどう報じるのだろう?



全然違う現象なのに「似た現象が確認された=STAP現象正しかった」って相当ヤバいこじつけなんだけど気付いていない



そもそもこの論文で「STAP現象」は否定されている


【デマ注意!!】「STAP現象は実在した!」というトンデモない誤報が広まる! 論文では一切そんなこと言っていない
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(論文より)「『万能細胞がある!』とする論文は多数あるがいずれの研究でも、このような多能性幹細胞は分化した体組織から発生する可能性があることを証明していません」

※論文の構成として「最初に多能性細胞様細胞の存在を肯定する論文を提示し、ただしいずれもグループによって内容がバラバラで存在証明にまでは至っていない」という論文です
論文でも「STAP現象」の存在は肯定されていません。


一方でこの研究グループは「筋肉の細胞を損傷させることによって多能性幹細胞(iMuSCs細胞)ができた」と発表
※ただし他の研究グループが追試験をパスしていないので本当かどうかも不明


とっくに否定されている


「STAP現象を米国研究者が再現」情報で大騒ぎ 専門家からは「小保方氏のものとは違う」との声
http://www.j-cast.com/2015/12/14253171.html
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(記事によると)

理研や文科省「特にコメントはありません」

近畿大学医学部附属病院の榎木英介講師は、ヤフー・ニュースに投稿した記事で、米国研究者らの論文は、筋肉の細胞が損傷という刺激によって多能性幹細胞になるという内容だと解説した。論文では、これは「iMuSCs細胞」と名付けられている。

STAP細胞は、リンパ球が弱い酸の刺激によって多能性幹細胞になるというものだ。榎木氏は、この点で共通点はあり、STAP現象に見えるかもしれないものの、iMuSCs細胞は、生殖細胞にはならないため、万能細胞ではないと指摘した。また、論文の査読者が1人しかいないことも問題点に挙げられるという。

そして、たとえSTAP現象があったとしても、小保方氏らが研究不正をしていた事実は変わらないと厳しく批判した。

STAP問題を取材してきたライターの粥川準二氏も、医療情報サイト「Medエッジ」で同様な指摘をした。

粥川氏は、米国研究者らの論文は、小保方氏らのとは多能性幹細胞を作る方法がまったく違い、iMuSCs細胞は生殖細胞にはならなかったとして、「小保方氏らが『ネイチャー』論文で成功したと称したこととは異なる」と述べた。そして、「100歩、いや1万歩譲って、テキサス医科大学の研究者らの実験結果は小保方氏らの主張する『STAP現象』の再現に成功したものだとむりやり解釈しても、そのことは、研究不正がなかったということを意味するわけではありません」と言っている。





5分で分かる「ES細胞」「iPS細胞」「STAP細胞」講座



胚性幹細胞(ES細胞)について

たとえば人が腕を切断する怪我を負ったとする。
この時「腕から髪の毛が生えたり足が生えたりしない」
植物のように「茎を切っても植えておけば勝手に根が発生したりしない」
これは動物と植物の明確な違いである。

胎児の頃に一度「この細胞は髪の毛になれ、その細胞は腕になれ」と分化したら二度と他の器官にはならない
というのが動物の常識。

でも受精卵は万能細胞だったんだから頑張れば万能細胞が出来るんじゃない?という事で生まれたのがES細胞
ES細胞とは、「受精卵の核部分を排除して外側だけ残し、人間の細胞の核部分を空になった受精卵に入れる」ことで受精卵とヒト細胞を合体させたもの
そしてこの受精卵が分裂した後、内部細胞塊を取り出したのがES細胞。
「ヒト細胞+受精卵」により疑似的に作り出した万能細胞。
でも受精卵が必要になるので倫理的に、そして物量と時間的に作るのに問題がある代物。

そこらへんは漫画『インベスターZ』4巻で、INT4でもわかるほど簡単に描かれてるので興味ある方は読んでみるといいと思います

インベスターZ(4)
インベスターZ(4)
posted with amazlet at 16.03.19
コルク (2014-06-23)



(詳しくはWikipediaへ)


人工多能性幹細胞(iPS細胞)について

ES細胞が「人の受精卵」を必要とするためコストと手間が非常にかかることが問題だった。
これに対し山中伸弥率いる京都大学の研究グループが発見したのは
「皮膚細胞などの一般的な細胞に4つの特定遺伝子を導入することで万能性のある細胞に変化させる」事に成功
受精卵が不必要で一般的な細胞から作り出せることから最も万能細胞に近いものとされる。

更に「男性の細胞から卵子」が、「女性の細胞から精子」が理論的には作れる。
本来自分の性では作れないはずの細胞も人為的に作れる・・・とされている。

(詳しくはWikipediaへ)


刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP現象)について

STAP現象は要するに「弱酸性の溶液に約30分浸した後に培養すると、生き残った細胞の一部が直径約5マイクロメートルほどに小さくなり、1週間で多能性を持つ未分化細胞に変化する」というもの
じゃあお酢のお風呂に浸ってれば俺らの皮膚が万能細胞になるの?
っていう当然の疑問が出てくるし、そんなことはないので「STAP現象なんてありえねーだろ」と最初の発表から科学者に指摘されていた。
そして結局研究不正だったことが分かりSTAP細胞の存在が否定される。
ぶっちゃけ普通に考えれば「ない」ってことはわかる

(詳しくはWikipediaへ)

















この「STAP現象はあった」話は、世の中の大半が「中身を見ずに批評している」という一つの証明なのかもしれない